全ての春雨の基本となる「国産はるさめ」です。まず「はるさめ」と言われて思い浮かべるのが、このタイプの春雨ではないでしょうか?
基本となる春雨ですから、弊社でも標準として考え何か改良を加えたりする場合もここから出発する事が多いです。もちろん、生産量も圧倒的に多い春雨です。
中国産春雨との比較ですが、掲載している写真のように左のベージュっぽい少し太めの春雨が「戎国産はるさめ」で、右の白い細い春雨が「中国産緑豆はるさめ」です。
こうして比較すると一目瞭然だと思いますが、スーパーで売っていると違いを気にしないという方が圧倒的ではないでしょうか。
名前こそ同じ「はるさめ」ではありますが、原料も違えば細さも違いますので食感などは似て非なるものだと思いますし、中国の春雨が悪い訳ではありませんが、国産のはるさめには国産の良い点も多いので出来れば使い分けて頂ければというのが、率直な生産者の意見ではあります。
それ以前に「国産の春雨が売っていない」というご意見もあると思いますが、それは国産春雨メーカーが多くないという点とスーパーの仕入れ担当の方も「国産と中国産の違いが分かっておられない」という事だと思います。それも弊社などが、その違いをお知らせ出来ていないという事なんだろうと思います。
本来は国産と中国産の両方を取り揃えて頂きたいとは思いますが、なかなか現実では難しいです。
弊社の「戎国産はるさめ」は、上記の写真でも分かると思いますが中国産に比べて一回り太い春雨になっています。この太さと原材料の違い、そして製法が「戎国産はるさめ」の特長になっています。
まず、太さと原料の違いから「戎国産はるさめ」は中国産に比べてモチモチと食べごたえのある食感が最大の魅力になっています。少し太いのでスープやソースが春雨にしっかりと染み込み、味の付きが良くなります。そして、中国の春雨に比べて少し柔らかさがあるのでモチモチとした独特の食感になります。
なので例え目隠しをして、中国産と「戎国産はるさめ」を食べ比べをしても絶対に間違わないぐらい圧倒的な差になっています。催事イベントなどでも多くの方に試食をして頂きますが、まずその違いに驚かれる事が多いのが実際です。
また、国産春雨の弱点として言われるのが柔らかいので煮崩れするという点です。確かにこの点は原料の違いによる春雨の特性の違いで確かに中国産の春雨に比べて柔らかくモチモチする反面、長く煮ると切れやすくなります。
この点については、弊社は時間をかけて丁寧にじっくりと作る事で通常の国産はるさめよりも、モチモチ感は損なわずに煮崩れしにくいものに仕上がるようにしています。これも弊社はるさめの特長の一つであり製法の違いからくるものだと思っています。
ただ、ラーメン等の麺類も長く茹でれば伸びてしまうように、春雨も火が通り過ぎると柔らかくなるというのは仕方ない部分ではあります。しかし春雨も適切な時間調理して頂ければ決して切れたりする事はありません。こういう点も春雨の知名度の無さが一因としてあるのかなぁとは思います。
もちろん食べ物に対する好みは色々とありますので、中国産の春雨より国産の方が優れていると言いたい訳ではありません。
どちらも明らかな違いと特長がありますので、出来れば弊社の国産春雨も一度お試し頂きたいという事です。日本で日本人が美味しいものをと思って製造しておりますので、多くの方には気に入って頂けると思っています。
比べた上で「やっぱり中国産の方が良い」という事であれば仕方ありませんが、試す前から「国産も中国産も一緒」とは判断しないで欲しいというのが素直な意見です。
ぜひ、一度弊社「戎国産はるさめ」をお試しください。